ぷり子の部屋

やかましいブログです。

煉獄杏寿郎は200名の乗客と私を救った

さぁさぁさぁ今日という今日は煉獄さんについて語るぜ!(腕まくり)

なーんて意気込んでたら、

私ってば既に動画出してるのよね。

日々ちょこまかとツイートしたり動画にしているにも関わらず、半年に一回は思い切り語らなきゃ私は死ぬのだろうか。

改めて動画を見てみたら、この記事で書きたかった事を割りかし綴っているので、「確固たる思考とはこうしてエターナルとなる」等と感慨深い気持ちにすらなりつつあります。


同じ事ばかり言っても仕方ないので、今日は動画でもツイートでもまだ出した事のない煉獄さんとのエピソードを綴る事にします。

(どの層に需要が?)


そもそも私は「ハイキューが終わるまでは…!」という強い気持ちで、アラサーになっても少年の心を持ってジャンプを購読していた女なので、勿論アニメが始まる前から煉獄さんの事は存じ上げておりました。


煉獄さんの初登場回。

今でも鮮明に覚えています。

まず第一印象。


「この人、絶対に敵になるタイプや……!」


原作を読んでる人なら分かると思いますが、アニメの作画より、味のある画風でして。

言葉を選ばずに言うと、ややサイコを彷彿とさせる面持ちで、にこやかに「斬首する!」と言い切ってしまうあたり、「何考えるか分からんし、この人がラスボスになるのでは?」なんて的外れな事を予想しておりました。お館様の手前、身内のフリをしながら、今か今かとその時を待つタイプの裏切り者だ、と。

炭治郎、禰󠄀豆子、懐に入ってはいけない。

いつか寝首を掻かれる事になるぞ…!とヒヤヒヤしていたんです。

(バーカバーカう○こ)

あと、何故だか「機関車トーマスの仲間にいそうだな…」と思った事も覚えています。

トーマス、ゴードン、レンゴク。

かなりインパクトのあるお顔立ちだったので、そんな事を考えたのかな。

まぁ、皮肉にも無限列車という汽車で伝説となった訳ですがね……(うまくない)


ここまで言ったら察していただけると思いますが、決して好きなタイプのキャラデザではなかったのです。

しかし、決して煉獄さんのルックスを貶したい訳ではなく、所謂、「私は顔ファンじゃないんだから!」マウントなのでお許しください。


そんな感じの疑いの目で漫画を読み進めていたものだから、無限列車の途中から「あ、あれ…?もしかして……良い人?」と心を許し始め、「あー!なんだ!マジで良い人だったんだ!よかったよかった!」「なんかめっちゃ強いし安心やん!」と完全に信じ切ったのも束の間、その後何の前触れもなく、どこからともなく現れた猗窩座優勢で進んでしまう死闘、忘れもしないカラーの扉絵、「黎明に散る」というサブタイトル。まさかまさかの展開に着いていくのがやっと。

あの扉絵の残酷なまでに美しい煉獄さんと要の姿を見て、「あ……もうダメなんだ。」と覚悟を決めざるを得なかった結末。

いやいや、嘘だろ、フザケンナ……と歯を食いしばりながら悔しい思いで一杯だったのですが、1話を15分かけて読み終えたその後、妙に清々しい気持ちになったのです。

「心洗われるとはこの事なり…」と天を仰いで、煉獄さんという人を知れて良かったなぁ…と。


『「当初から好きになる予定だった枠」「一応、好きになる覚悟はしてあった枠」「完全に死角からアイスピックを突き立てられた枠」があり、3つ目のダメージはでかい。』


こんな「推しの種類」がある事は有名ですが、煉獄さんの場合は完全に3つ目な訳です。死角から猛スピードで飛び出てきたと思ったらアイスピックを眼球に突き付け、直立不動の私を置いてまたもや嵐のように去って行った、そんなせっかちな人です。


と、まぁ私が煉獄さんを推すまでにはそんなエピソードがあったんですよね。(エピソードとは)

ただ、鬼滅はその後も怒涛の胸熱展開だった事もあり、正直煉獄さんの事は忘れてはいないけど今ほど焦がれる存在でもなかったのです。


やはりオタクが心底沼に落ちる瞬間とは、自分の人生の琴線に触れた時。(だと思っている)


そして、私が人生で一番ドン底に居た時に公開されていたのが、劇場版無限列車編。

既に公開から2週間は経っていて、「一応煉獄さん推しを名乗るからには観に行かない訳にはいかないよな…」とやや重い腰を上げて映画館に行ったのが、真の煉獄さん過激派強火モンスター爆誕の瞬間なのです。

漫画では数話しか描かれなかった煉獄さんの活躍っぷりは、

「ナ、ナニコレ………」

「無限列車ってこんな感じだったっけ…」

と棒立ち無抵抗の私に怒涛のエルボーを繰り出し続けるが如く。終盤名台詞、


「胸を張って生きろ」

「君が足を止めて蹲っても時間の流れは止まってくれない共に寄り添って悲しんではくれない」


で、ドギャーーーーン!と脳天にカナディアンデストロイヤー!!!!!

目眩っていうか、もはや白目で昇天。

涙も出ないとは、まさにこの事。数回観に行ってますが、1回目は本当に涙も出なかった。

煉獄さんが居なくなってしまう寂しさよりも、残してくれた言葉があまりに有り難く、その偉大な功績を必ずや継承しなければならない!とガンギマリの血眼で鼻息荒く映画館を後にしました。

猫背で俯いて過ごしていた日々に終わりを告げ、胸を張って生きよう…!と。

スラムダンクでバスケを始め、BANANAFISHで初恋に落ちた経歴を持つ女です。単純っちゃあ単純ですが、独りぼっちで暗闇に閉じ篭もっていたあの惨めな32歳は、200名の乗客と共に、煉獄杏寿郎という人間に確実に救われたのであります。


多分、この映画を観ていなくても、時間の経過と共に自然に立ち直る事は可能だったとは思います。一応大人だし、そもそもヒロイン気質じゃないし。(基本モブなんで)

ただ、観ていなければきっとYouTubeを始める勇気も出なかっただろうし、多分今このブログを書くなんてルートは選択肢にないまま、ぬるりと社会に戻るだけで皆さんと交わる事もなかったでしょう。

私が誰かに影響を与える立場になるとは思っていませんでしたし、今も自意識過剰にスピーカーぶってる訳ではないですが、私がきっかけで新しいコミュニティが生まれたり、ましてや結婚にまで至った人のコメントを見ると、「これぞまさに伝説の男の正しき継承なのでは…!?」という何とも形容し難い嬉しさが込み上げてくるのです。

なので、私がこれほどまでに煉獄さんを神のように崇め奉る理由を、しつこくしつこく何度でも発言し続けたい気持ちを、分かっていただけますでしょうか。


嗚呼……神よ。まだ序盤なのに2000字を超えてしまいました。ワンシーン毎に語ると簡単に10万文字に至ってしまうので、ここらへんでグッと堪えて終わりにします。

信者の民度で神の印象を悪くする訳にはいかないですものね……アーメン。

(一つ言えることは、煉獄さんは確実にキリスト教ではない。)


こんなにも粘度の高い文章をここまで読んでいただき、ありがとうございました。次回はもう少し爽やかにいきたいですが、テーマは何にしようかな。いきなり美容系等に飛んでしまったりしたら流石のはてなブログも高低差で「???」とその名の通りになってしまうので少し考えます。

私へのコメントは、割りかし同じ位の世代の女性からのものが多いような気がするので、同世代ならではの悩みや恋愛相談への意見にしてみようかな。

ブログは私にとっては本当に手軽なので、更新頻度が高そうです。良ければ次回も是非!


それじゃ、またね。

 

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村